クレーントングとクランプ

ラミネートフックとダブルフック | 耐久性の高いラミネートフックで安全性を向上

ラミネートフックは、フック下吊り装置の一種で、レードルフックとラミネートダブルフックに分けられます。ラミネートフックは、複数の切断・成形された鋼板をリベットで接合して組み立てられます。その利点は、鋼板の1枚に亀裂が生じても、ラミネートフック全体の性能に影響を与えないことで、より高い安全性を実現します。ラミネートフックは、大容量の吊り上げ装置や高温の溶融材料を扱う産業に適しています。

レードルフック/クレーンJフック

レードルビーム

ラミネートダブルフック

レードルフック/クレーンJフック

ラミネートシングルフックは、溶融金属の安全な取り扱いと輸送に広く使用されていますが、紙ロールなどのロール状の材料の取り扱いと輸送にも適用できます。レードルフックは耐久性に優れ、過酷な環境にも耐えることができます。これらのラミネートJフックは、ラミネート、リベット、溶接工程を経て製造されており、亀裂の伝播の可能性を排除することで、レードル吊り上げフックの耐久性と平均耐用年数を向上させています。

ラミネートレードルフックの図面と寸法

吊り上げ能力（t）	L1（ミリメートル）	L2（mm）	ΦA（mm）	ΦD（mm）	B（ミリメートル）	b1（ミリメートル）	b2（ミリメートル）	重量(kg)以上
37.5	1750	1750	120	230	140	335	814	900
62.5	2200	2200	160	305	160	435	1117	1900
87.5	2400	2400	180	390	180	520	1365	2900
137.5	3150	3150	220	430	210	600	1695	5250
177.5	3150	3150	250	450	240	700	1915	7600

主な製造工程

プレートレーザー切断

フック本体の溶接と成形

ラジアルドリルマシンでフックボディのリベット穴を掘削する

フック本体リベット穴分布の詳細

リベットピンの組み立て（リベットピンの長端を切断後に溶接する）

完成品画像

アプリケーション

ラミネートシングルフックは、主に転炉への溶銑の装入と移送に使用され、レードルビームと組み合わせて鋼鍋の吊り上げに使用されることが多い。また、溶鋼を精錬炉に吊り上げたり、連続鋳造ターンテーブルに吊り上げたりするためにも使用される。ラミネートシングルフックは、製鉄所における中間鍋、鉄鍋、スラグポット、スクラップシュートの吊り上げなど、様々な冶金産業に適している。さらに、ラミネートシングルフックはクレーンガーダーと組み合わせて製紙ロールの吊り上げにも使用される。

スチール製レードルを吊り上げるためのレードルフック2個付きレードルビーム

スクラップシュートを吊り上げるための2つの積層Jフックを備えた梁

スラグポットを吊り上げるためのクレーンJフック4個付き梁

紙ロールを持ち上げる2つの積層Jフックを備えた梁

ラミネートダブルフック

当社が製造するラミネートダブルクレーンフックは、冷間リベット工法を採用しています。リベットが完全に圧縮・伸長されるため、フックプレートの割れを防ぎ、製品の耐用年数を延ばします。クレーン吊りフックのキャビティライニングは非溶接工法で製造されているため、交換が容易です。

ラミネートダブルフックの図面と寸法

吊り上げ能力（t）	L1（ミリメートル）	L2（mm）	ΦD（mm）	A（ミリメートル）	B（ミリメートル）	b1（ミリメートル）	重量（kg）
100	500	1300	160	250	150	1300	1200
125	540	1410	180	300	180	1400	1600
150	575	1525	200	350	210	1500	2200
200	665	1810	220	400	210	1800	3200
250	800	2085	250	450	240	2000	4400
300	850	2315	300	450	240	2250	5900
350	1000	2585	320	500	240	2600	6900